看護業界を牽引するのは男性

白衣の天使という言葉や、少し前まで看護師は看護婦とも呼ばれていたことからも、女性の仕事だというイメージがあると思います。

しかし実際には仕事内容はとてもハードなので、特に体力的な面で考えれば絶対に女性に向いている仕事とも言い切れないのではないかと思います。最近では男性でも看護師を目指す人も特に社会人では増えてきましたが、それでもやはり全体の1割ほどにとどまっています。しかし職場に1人でも男性がいるだけで、だいぶ雰囲気は変わります。

女性同士だと人間関係が複雑になっていくものですが、そこに男性が入るだけでわりとクリーンな人間関係になっていくのですから、不思議です。また、看護師の平均年収は470万円ほどと、女性の平均年収である268万円から考えればはるかに高額になっていますが、男性の平均年収は502万円なので若干低くなるかな、という印象です。これも平均なので開きはありますし、男性は1割しかいないとは言いますが勤続年数も女性より長くなるので役職につく人も多いです。

そうなればまた役職手当がつくので、給料から考えてもそれほど悪くはないと思います。男性が看護師として働くにあたり、やはり少数派だけあって大変なこともあるようです。女性患者の入浴介助や陰部洗浄を嫌がられたり、男だからと力仕事をいつもやらされたり、女性の更衣室しかないのでトイレで着替えをしている、という人もいるようです。大変なこともありますが、これから少子高齢社会が加速するにあたり看護師の数は増やさなくてはならないので、貴重な人材です。

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